2010年03月11日

【名言格言の味わい】真味のような平凡が大切(産経新聞)

 「●肥辛甘(じょうひしんかん)は真味(しんみ)に非ず、真味は只これ淡なり。神奇卓異は至人に非ず、至人は只これ常なり」

 中国・明代末の儒者、洪自誠「菜根譚」

                   ◇

 菜根とは、文字通り野菜の根のこと。「人、菜根を咬み得ば、百事倣(な)すべし」との言葉からとったという。粗末な食べ物ばかりの貧困な生活の中にこそ、大事を成し遂げる素地が作られるという意味だ。

 洪自誠(1573〜1615年)は俗世間から離れ、人との交わりを避けるように山林に庵を設け、隠者のような生活をしていたらしい。そして儒教を学ぶ人たちと語り合い、水辺で漁師らと詩を吟じる日々を送ったという。

 紹介した言葉の文意は、濃厚な味付けの料理は本当の味ではなく、真味とはあっさりとしてしつこくない味付けだ。人も同じで、優れた人とはその道を究めた人ではなく、平凡なだけの人なんだと説く。淡々と平凡に生きることを旨とした洪自誠らしい表現だ。

 彼の主張は儒者らしく清廉潔白そのものだ。「道徳に棲守(せいしゅ)する者は一時に寂寞(せきばく)たるも、権勢に依阿する者は万古に凄涼たり。達人は物外の物を観じ、身後の身を思う」とも記す。

 真理を住み家とする者は、ある時は不遇で寂しい境遇となるが、権勢におもねへつらう者は、一時は栄えてもいずれは寂しく痛ましい。達人は世俗を超越した真実を見て、不朽の名声を得るというのだ。地位や名誉、財を得ることの空(むな)しさを強調し、世俗の垢(あか)にまみれた生活をきっぱり否定した。

 筆者もそんな生き方にあこがれることもあるが、煩悩にとらわれた凡夫の身とあっては、とても実行できそうにない。(板坂洋司)

●=酉へんに農

合憲or違憲? 社民、自衛隊の位置付けあいまいなまま…(産経新聞)
地元業者が「欠けにくい」信楽焼の新製品開発(産経新聞)
<民主党>枝野氏が県連代表を辞任…政務三役との兼任解消(毎日新聞)
<空自官製談合>防衛相「絵に描いたよう。びっくり」(毎日新聞)
<雑記帳>自腹で運転士に いすみ鉄道が募集(毎日新聞)
posted by ナガイ エツオ at 12:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。